百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

田舎で出会った少女たちの青春ストーリー。おすすめ百合漫画『リコとハルと温泉とイルカ』

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは、田舎に下宿することになった少女が体験するかけがえのない青春のひと時を切り取ったおすすめの作品

『リコとハルと温泉とイルカ』

電撃コミックス 著者:ヒジキ

どんなお話?

母親の仕事の都合で、一人日本に残って田舎で暮らすことになったリコ。下宿先の桜田家には、とても元気で不思議な幼なじみの少女・ハルがいて―― !!

きっかけはよくある家庭の事情。田舎に引っ越しになりそこで出会った少女たちの青春を百合もしっかり交えて見ることが出来る。学生時代こんな出会いがあれば今後どんな困難も乗り越えていける。そんな少女たちの青春が眩しい百合漫画です。

登場人物

f:id:ta_kaya:20181207065140p:plain リコ

(コミックスより引用)

母が仕事で海外に行くことになり、その間田舎に下宿することになる。容姿端麗で勉強もできるしっかりさん。しかし、人に見られるのが嫌いな現代っ子なので注目されることにたじたじ。下宿先で出会った少女・ハルとは幼少時代の知り合いで遠慮なく突っかかってくるハルに苦笑しながらもどこか楽しそう。

f:id:ta_kaya:20181207065212p:plain ハル

(コミックスより引用)

元気印の女の子。笑顔が眩しく伊流川町に知らない人はいないくらい顔が広い。リコとの事はしっかりと覚えているみたいで最初から気心知れた幼馴染のようにふるまう。いつも一緒にいる幼馴染の女の子という認識だったのにふと気が付くと、、、。

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(コミックスより引用)

双子のお姉ちゃん。リコのことはモデル時代からのファンで崇拝したようにリコに好意を寄せる。4人の中では一番わかりやすい百合してる女の子です。普段ハルや葵の前で見せる尊大な態度はリコの前では通用せずキョド率100%でまともに話せない。そんな自分を変えたいと思い、戸惑いながらもリコに話しかけようととする茜はとってもかわいい恋する少女でした。

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(コミックスより引用)

双子の妹。茜よりはしっかりしているがその実態は、ドМちゃん。締め切りに迫られるほうが燃えるという入りだったので職人気質かなって思ってたんですが物理的な方も良しとするほうでした、、、。しっかりしているといっても「茜よりは」と言うだけで、校内では「(この学園に入れたことが)奇跡の双子」として知られているらしい。

ココが見どころ!

2つの百合の行き先

この作品にはたくさんの人の間で百合な展開を見ることが出来て「ああ、この2人か」というように出てくるカップルを眺めるのが楽しい作品です。その中でリコを中心としたハルと茜の百合は青春していて尊み眩しいやり取りから目が離せません。

茜はリコと出会った当初からモデルの時のファンと言うことでそこからくる憧れの気持ちが「好き」へとつながっていくんですね。誰よりも彼女の事を知っているという気持ちが少し前に出すぎていて、初登場時からちょっと過激で思わず笑ってしまいました。

f:id:ta_kaya:20181207065423p:plain

(コミックスより引用)

「リコが好き」それを第三者のハルや葵にはちゃんと言えるのにリコの前に立つと普通に話すことすらまともにできない。そんな情けない自分は嫌だ、と話せるように周囲に相談する茜は青春真っ只中なんだって思えてすごくほほえましかったです。

ハルは幼馴染という関係から始まったのでその気持ちの変化に気づくのが遅れてしまった印象です。いつも一緒にいるから気が付かなかった。ふとした寝顔に魔が差して、、、。

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(コミックスより引用)

勢いで踏み出してしまった一歩がハルにとってはとっても大きな衝撃となって今まで感じたことのない感情を知ることになるんですね。恋より「楽しい」を優先してきた彼女にとって初めての気持ちがとっても尊く感じて、いつもと違う自分が恥ずかしくなり赤面するハルの姿もまた青春なんだなって思います。

最後に

あくまで青春という言葉が先に来る作品でしたね。百合ももちろんあって尊くって良かったのですが、都会育ちのリコにとって田舎暮らしのアットホームな雰囲気視界いっぱいに広がる田舎は感じることが多いのかついつい見入ってしまう。というシーンが印象に残ってます。

流川町というちょっとした田舎を盛り上げるPR広報に所属する彼女たちの日常に百合と言うスパイスが混ざることで、より癒し効果の高い完成度です。青春に百合、そしてリコの家族の事。期間はほんのわずかでも青春の一幕と言うのはたくさんの変化を彼女たちに与えているんだって思えて思わず見入ってしますね。

また、この作品の風景描写もすごく好きで。カラーだったらいいのに思うことが何度もありました!

街灯が少ない田舎ならではの蛍たちが飛び交う夜並び立つ山脈を背景に広がるキャベツ畑神社の境内から見下ろす町夜空に咲く大輪の花火などなど。普段次々と読み進めていく僕ですがこういうページいっぱいの風景画はゆっくりと味わって読んでしまいます。

時間の流れがゆっくり感じてしまう田舎に住む、たくさんの感情の変化が訪れる青春のひと時を過ごす少女たち。日常作品が好きは人には本当におすすめできる作品です。全4巻とは思えないくらいの充足感の感じられますよ!ぜひ手に取ってみてください!では。