百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

映画を見る彼女と彼女のお話。おすすめ百合漫画『私と彼女のお泊まり映画』

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは、安田剛助先生の作品。毎週金曜日、彼女たちは約束の時間を過ごす心温まる百合漫画です。

『私と彼女のお泊まり映画』

バンチコミックス 著者:安田剛助

どんなお話?

女子大生の佐藤小春と黒澤麻由美は、毎週末「お泊まりの映画鑑賞会」を開催中。さて、今週はふたりでどんな映画を観るのやら――。

決まった日に決まった人と映画鑑賞。相手がどんな人でも映画好きの人にとっては憧れることですよね。この作品に登場するのは女子大生2人。ただの友達かなって思ってましたが過ごす時間が長くお互いの事が分かるようになってくるとやっぱり心惹かれるものがあるんでしょう。「大切な繋がりは決して途切れない。」そんな魅力が尊いおすすめ作品です。

登場人物

f:id:ta_kaya:20181112113140p:plain 黒澤 麻由美(くろさわ まゆみ)

(コミックスより引用)

マンションに一人暮らしをする大学生。高校生の頃から続く「金曜日の映画観賞会」を小春とともに続けて2年がたつ。落ち着いた性格からあまり本心がうかがえないですが、小春と過ごすこの金曜日はとっても大事にしてるのが伝わってきます。「友達」という関係がずっと続いていくのか、それとも、、、。

f:id:ta_kaya:20181112113300p:plain 佐藤 小春(さとう こはる)

(コミックスより引用)

麻由美の友達で映画が大好き。観賞会の映画の多くは小春が選んでいるそう。素直な性格から感動系映画には感化されがちで、その涙を見せたくないとツンツンする姿はとってもかわいい。高校生の頃から麻由美を意識しているがその後進展せず今までの習慣を大事にしているそう。

ココが見どころ!

映画を見る2人

この漫画のおすすめは百合な展開もそうですが何より豊富な映画の量とそのレビューのうまくマッチしたシナリオにあると思います。「マッドマックス」「スターウォーズ」「バットマン」「ジブリなどなど有名な映画だけでなくインド映画であったりジャンルが豊富です。映画が好きな人なら知ってる作品のほうが多くなるでしょうが映画知識もそれなりに知ることが出来るのがいいですね。

f:id:ta_kaya:20181112113513p:plain

(コミックスより引用)

1話1作の映画紹介があり、そして最後には必ずその映画のレビューが載っています。そのレビューも麻由美と小春2人の視点からか考えられていて「見事」の一言ですね。僕自身は麻由美と感性が似ているのか実際観た映画のレビューに納得できたのでより楽しめました。(スターウォーズを見る順番なんて永遠に決着つかないでしょうね(笑)。)日常を楽しむのもいいですがおすすめされた映画の観賞にも挑戦してみてほしいですね。彼女らの紹介する映画はどれも面白いものばかりなので大失敗にはならないと思いますよ!

毎週金曜日。そして、、、。

このコミックは全3巻。映画観賞会とともに彼女らの日常もしっかりと進んでいくんです。高校時代から始まった観賞会。大学を終え就職したら当然時間をとるのが難しくなるでしょう。どういう終わりを迎えるのか?それはもちろん私たちの期待を裏切らずとっても尊い終わり方でしたよ!

それは3巻終盤、映画『ズートピア』を見た後動物園に出かけることになったお話。「元気活発な小春はウサギに似ている、落ち着いた性格のあまり表情の変化がない麻由美はナマケモノ。」なんて他愛もないことを話す2人。イチャイチャしててとっても尊かった。そんなデートも終わりに差し掛かりふいに抱き着く小春。麻由美が何か落としたの感じ「それ」に目を向けると。

f:id:ta_kaya:20181112113832p:plain

(コミックスより引用)

毎週金曜日はわざわざ実家から通っていた小春。「それ」が意味することとは、、、?思わずにやけてしまいました。ここに来るまでに良い雰囲気はありましたが、いまいち一歩が踏み出せない様子の2人。それが一気に進む瞬間でしたね。彼女らの日常はこれからも続いていくといったメッセージが込められているようでとっても良かった。その後を描いた話もあるので幸せそうな2人をしっかり見てほしいですね。

最後に

「映画×百合」はなかなか難しい組み合わせだったんじゃないでしょうか。しかし、安田先生はそれをしっかりと調和させていて映画を楽しむ2人、この関係を心から楽しむ2人がすごくなごみある作品です。こういう関係って男女関係なくほんとに羨ましいです、、、。少し嫉妬してしてしまうことはありますが作品としてはピカイチです。

www.yuri-niti.com

安田先生の別作品『草薙先生は試されている』もお勧めですし、Twitter:安田剛助(@YasudaK00suke)でもたくさん活動されてるのでぜひ見てみてください。では。