百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

かわいい女の子たちのかわいい恋愛。おすすめ百合漫画『ハミングガール』

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは、野中友先生が描くかわいい恋愛談の短編集。

『ハミングガール』

百合姫コミックス 著者:野中友

どんなお話?

カップルばかりの共学校。女同士、浮いた話もなく、日がな一日ガールズトーク。そんなトキメキのない生活を送る、チユ、コノカ、イロハ、ネネに訪れた一つの恋の勘違い!?『Lalala Melody』他、描き下ろしを含め全7編を収録。おバカな日常から、ちょっぴり切ない恋ごころまで、著者が同人誌で発表してきた作品を、短編集としてポップにまとめ上げました。

野中友先生の同人誌時代の短編集です。「恋する5秒前」のような展開で、付き合うまでには至りませんが、付き合う前の葛藤やお互いが意識しているのに次の一歩が踏み出せないといった、かわいい恋愛が印象的でとっても尊いですよ!

収録作品紹介

『Lalala Mekody』

あらすじで紹介されているお話ですね。カップルの多い学校に通っているのに一向に訪れることのない青春。そんな日常に少し不満を感じるチユ。いつも一緒にいる女の子 コノカのある日のガールズトーク「好きな人は私⁉」そんな気がして仕方がない。勘違いかもしれない。でも、ほんとだったらどうしよう。少しの不安と嬉しさがないまぜになって、チユの日常が色づいてるのが目に見えてわかります。第三者の読者だからわかる両思いの関係がいじらしくってかわいいです。

『カラフルワード』

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(コミックスより引用)

出会って早々私を否定した女の子。私をバカにしてるだけと思ったら素直に言えないだけだった。最初はその言動に距離を置いていたけどタネが分かれば自然とかわいく見えてくる。もっとあなたの口から素直な言葉を引き出したい、、、。いつの間にかこっちが惚れていた、そんな関係が尊いお話です。言葉選びな苦手な彼女がほんとにかわいい。

『スイッチングノイズ』

このお話はちょっと特殊でしたね。「女の子同士の恋愛とは」を語る2人の女の子が主人公です。何でもできるあの子が好き。でもそれと同時に並び立てない才能を持っていることが憎いし嫌い。相反する気持ちをなぜ持つのか、そんなことを話しています。

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(コミックスより引用)

正直一度読んだだけではあまり納得できませんでした、彼女らが語ることを吟味し理解するまで時間がかかってしまい、まだまだ恋愛はわかないなってちょっとショックを受けてしまいましたね。

『あのエーデルワイスは私のように』『ウスユキパズル』『花咲かキューとガール』

3つの作品からなる、2人の少女のお話。女の子に憧れを抱く女の子 珠希、小学生のころはそのさっぱりとした性格から周囲に人気で特に女の子たちからかっこいいと言われてきた。「姫」ではなく「ナイト」。同じ女の子同士なのになぜそこまで違いがあるのか分からない。

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(コミックスより引用)

だからこそ親友 心陽の何気ない「かわいい」が本当にうれしかったんです。珠希はいつしか周囲の人気をそのままに美少女へと変化していきます。それでも2人はいつも一緒。お互いの気持ちはもうわかっているのに、今の楽しい時間が居心地よくて動けない

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(コミックスより引用)

小学生の頃から一緒にいる2人の関係はただの友達以上にとっても近いところにあったんですね。だからこそすごく居心地がいい関係になっていて、関係が変わることに躊躇してしまうんでしょう。でも、それだけじゃあもう足りないもっと触れていたいって思う気持ちも当然のごとく芽生えてきて、今の関係から一歩踏み出す2人はすごくかわいく「恋愛してるなぁ。」ってほっこりしました。

『まいにち!ブランニューデイズ

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(コミックスより引用)

世話焼きなここなを中心に描かれる日常作品。百合な恋愛要素はありませんが彼女たちの何気ない日常が宝物なんだっていう意思を感じとても良い作品です。

最後に

恋人になるまでのあの「ふわふわした感じ」がしっかり表現できてて心温まる作品ばかりでした。どの作品も僕としては大満足のものになってて中でも『あのエーデルワイスから始まる3作はお気に入りでしたね。この短編集の作品はどれも語り掛けるのような何か詩的な魅力があって、「この言葉が何を意味しているのか」それを考えながら読んでました。わかる人にはすぐわかるんでしょうけどね、、、。「読解力まだまだだなぁ」と思いながらもやっぱり野中先生の作品は素敵だなって思える自分がいてこれからもファンでいたいって再確認しました。

かわいい彼女たちのかわいい恋愛。ぜひ手に取ってみてください!では。