百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

大人でもないし、もう子供でもない14歳の少女たち。おすすめ百合漫画『あやめ14』

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは、思春期の少女たちが大人を知るためのお話。

『あやめ14』

百合姫コミックス 著者:天野しゅにんた

どんなお話?

都会じゃないけど、ど田舎ってほどでもない。そんなところに住む中学2年生・あやめには誰にも言えない悩みが…それは、ちょっとのきっかけですぐに発情してしまうこと…!!そんなエロエロ妄想ばっかりしてしまう、周りのコたちより耳年増なあやめだけど、彼女の友だちも個性派揃い。

14歳頃の思春期って急にエロに目覚めて、でも知ったことを他人に知られるのは恥ずかしくて子供っぽい演技をしたり知らないふりをしたり、ごまかすのが大変って子がいますよね。本作のあやめもそんな悩める女の子。田舎ってこともありいつものメンバーはそういったことを全く知らないんです。自身も知らない体で会話するのでいつしか「清楚」のイメージが、、、。本当は清楚でも何でもない欲にまみれたあやめちゃんの奮闘記ですね(笑)。

登場人物

f:id:ta_kaya:20181108114800p:plain あやめ

(コミックスより引用)

本作の主人公。見た目と落ち着いた雰囲気から清楚なイメージを持たれているそうで、そういった知識は疎いと思われがち。でも、4人の中で一番思春期してる女の子。寝る前に1回はしないと寝られないほど溢れています。日常の何気ないことに反応し赤面してしまうあやめちゃんとってもかわいいです。そういうことを意識し始めるとなぜか目立って見えてしまうことってありますよね。

f:id:ta_kaya:20181108114910p:plain カガリ

(コミックスより引用)

4人グループの元気印!何にでも積極的で興味津々、あやめとは違った意味で思春期真っただ中の女の子です。ふとあやめに触れてしまったことをきっかけにあやめに意識が向いてしまうもその気持ちが何なのかわからない。このコミックで一番成長を、見せるキャラじゃないでしょうか。そして、どうやらツルツルらしい、、、。

f:id:ta_kaya:20181108115004p:plain 忍

(コミックスより引用)

唯一の眼鏡女子。知識に関してはそれがエロいことだとの認識はあるのか、ときどき赤面を見せるがあやめほど知っているわけではない様子。学業に対して積極的で頑張り屋さんなところが魅力的な女の子。

f:id:ta_kaya:20181108115049p:plain 珊瑚

(コミックスより引用)

おっとり系女子。清楚の中の清楚。そういった知識に疎く、直球で質問をあやめにするのであやめは困っている。あやめとは幼馴染で幼少のころ一度離れたことがあるが中学からまた一緒に遊ぶ仲に。珊瑚もまた無意識にあやめに気があるようで、3巻の展開はそれはもう尊く眼福でしたね!

ココが見どころ!

それは日常にあふれている。

日中いろんなところで発情しているあやめ、些細なことでもそっちに変換してしてしまう中毒っぷり。意識し始めるとそういう目でしか見られない時ってありますよね、思春期ならなおさらです。興味を持ってしまうことは人間として当たり前だけどそれを大っぴらにするのは恥ずかしすぎてできない、そんな葛藤の毎日に悶々とするあやめがこの作品の見どころです!最終3巻の最後の締めとして発せられるあやめの一言が思春期の扉を開く気持ちのいい言葉となってますのでぜひ見てほしいですね。

あやめの百合ハーレム?

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(コミックスより引用)

作品を読んでいて分かったことは、どうやらあやめ以外の3人はあやめを意識しているということ。思春期ということもありはそれが恋愛感情なのか、自分より大人に見えることで憧れからくるものなのかは分かりません。ふと触れてしまったことで今まで感じたことのないモヤモヤとした感情が生まれたカガリや行為が気持ちいいものだと知ってしまい一緒にしたあやめに刷り込みのような好意を見せる珊瑚、他のクラスメイトに盗られまいと対抗する忍の姿もあって百合漫画としてもとっても尊かったです。

最後に

ちょっと大人な百合漫画でした。思春期は大人ではないけれど、けっして子供ではない人間としての1つの区切りのような時期ですよね。特に何事もなく終える子たちだってることでしょう。しかし、あやめ達のように興味津々の子たちだっているんですよね。思春期特有の性への葛藤がこれでもかと強調されていて、すぐそっちに変換するあやめの脳内ギャグに笑ってしまうことも多々ありました(笑)。

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あやめの苗字は”大地”

(コミックスより引用)

好きとか嫌いとかそういった感情以上に「興味」が先走ってますので百合かと聞かれると「そうだ」とは言いづらい部分もありますね。しかし、カガリの葛藤は間違いなく「恋」だったと思いますし、忍のあやめを「求める」というシーンは尊かったので、僕としては満足な作品でしたね!

子供と大人のはざまにある少女たちが新たな扉を開いていくこの作品のぜひ手に取ってみてください!では。