百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

女の子たちの苦いも甘いも詰まった百乃モト先生おすすめ百合漫画『トゥルー・トゥルー』

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは百乃モト先生が描く、切なさも甘さもたくさん詰まった少女たちの恋愛のお話。

『トゥルー・トゥルー』

百合姫コミックス 著者:百乃モト

どんなお話?

一年前のあの日、教室の窓、風に舞うカーテン。奈々歩はあゆさにキスをした。それは彼女と別れたばかりのあゆさをなぐさめるため・・・でもホントは・・・ホントのキモチは?JK×JKの恋の駆け引きを描いた表題作にアンソロジー[ユリヒメWildrose]に掲載されたちょっとHな短編3本、商業誌未発表の6本を加えた9編の読切短編集。女の子と女の子の恋、たっぷり!!

なんと全9作品!そこにはちょっと大人なお話だったり、切ないお話だったり百乃モト先生の百合がたくさん詰まってます。大人な描写が含まれているので百合初心者の方というよりは「百合の世界をもっと知りたい。」って思っている方にお勧めしたい作品ですね。

収録作品紹介

「トゥルー・トゥルー」

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(コミックスより引用)

女の同士の恋愛。「正解」って何だろう、一度告白して振られてからも以前と同じように友達関係を築く2人の少女のお話。彼女はいつも私とは違う女の子と付き合っていてそれでも、私の気持ちを知りながら、以前と同じようにいてくれる。お互いの誕生日の前にはいつも彼女の恋愛は終わりを迎えていて、なんだかんだ毎年一緒にいる。「いつも?」彼女の本当の気持ちに気づいたとき、振られ立ち止まっていた気持ちがもう一度動き出すんです。

彼女たちは「正解」たどり着いたのか、それとも、、、。すごく尊いお話でした。本当に好きだからこそ。っていう考え方がより美しい百合を描いていましたね。

「gravity」

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(コミックスより引用)

愛のキモチ良さを知ってしまった2人のちょっと大人なお話です。お互いが相手を想っていたから体を重ねていたんだと信じていた私に、彼女が「男との行為に興味を持っている。」と告げらるんです。落ち込んだ彼女の思想はマイナスへと働き「私"だけ"が彼女を想っていたんだ」そう思ってしまい自分の身を投げると彼女に勢いで言ってしまうんです。お互いの本当の気持ちをぶつけ合いより深く重なっていく2人は本当に尊い関係だなって思いました。

「凍結注意報」

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(コミックスより引用)

このお話は本当に切ない、、、。いつも一緒にいた先輩に自分の想いを告げる後輩、その思いが届くことはなかった。その日からなんとなく会うのが怖くて気付けば先輩の登校最終日、そんな先輩から呼び出しがあって、、、。

最初から最後まで報われることのない儚い恋が描かれていました、読んだ後にすごい虚無感に襲われてしまいます。儚く散った瞬間に見せた後輩ちゃんの表情がすごくかわいく見えたのがとっても印象深いです。

「無敵の迷子」

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(コミックスより引用)

「女の子同士」が付き合っている。毎日のようにからかわれうんざりしているカップルは「樹海」を目指す。このまま2人で一緒に、、、。そんな2人の一夜を描いたお話です。

「好き」に基準はないだろう。そんなことが真っ先に浮かんで、からかうモブ達に一言くれてやりたい僕です、、、。それはさておき、他人意見なんて気にしなくていい、どんなにからかわれたって思いの強さがあれば無敵なんだってそんなことを語りかけてくれるお話でしたね。「一言くれてやりたい」がどれほど低い位置なのか思い知りました。彼女たちにはぜひ有無を言わせぬ「愛」を育んでほしいですね!

「きみ経由、春行き」

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(コミックスより引用)

いつも一緒にいた親友が中3の冬から私と一緒に居てくれなくなった、「なんでもない」と言う彼女は何処か大人びて見えてそれが余計に不安にさせる。友達ではない誰かと会う様子の彼女のあとをつけてみると、そこには、、、。

タイトルも含めてとってもかわいい2人のお話でした。「きみ経由、春行き」は「春は君と一緒に迎える」ということでお互いがちゃんと同じことを思っていたと分かった時はすごく気持ちが温かくなりました。2人の春はきっと温かいんだと思います!

「シンクロ」

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(コミックスより引用)

セリフのないサイレント百合でした。書かれている文字は1人の少女の心情だけなんです。これはぜひ皆さんの目で確かめてほしいですね。セリフがいないのに彼女たちの想いはしっかりと伝わってきてその尊さが分かりますよ。

「ユウヤミメカクシ」

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(コミックスより引用)

思春期の少女とお姉さんのお話。少女の隣に住むお姉さんの部屋はカーテンがあいていて偶然にも見てしまった女同士の愛の様子。いつしかそれを見ながら自分に触れることが増えていって、、、。「見せたい」と「知りたい」が割と直接表現されていて大人な作品でしたね。百合というには少し違うと思いますが大人になる少女は艶があって好きです。

「そんなのもホント」

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(コミックスより引用)

人気者の彼女とそうじゃない私のヒミツの関係が尊い2人のお話。最初は「ただの1ファンで彼女の事を調べているんだろうか。」って思ってましたが「そういうことか。」とニヤニヤしてしまいました。みんなの目があるところでは威圧気味な彼女が、、、。どっちが主導権を握っているのか分かるとますますニヤケが止まらない!

「キミノアイ」

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(コミックスより引用)

付き合ってから目を合わせてくれない彼女の真意を知るお話。「目(アイ)」

「愛」がかかっているんですね。愛を確かめる2人は熱い一夜を過ごします。

「隠さずに全部。なにもかも全部。見せ合おうよ。」

こっちも少し恥ずかしくなりました、、、。むき出しの愛もやっぱりいいですね!

「スノーフレイクス.after」

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(コミックスより引用)

レイニーソングに収録されている「スノーフレイクス」の後日談になります。前作スノーフレイクスで先輩を想う親友に協力することにした主人公は、親友にお礼として自分にもマフラーをくれたんです。思ってもいなかった事態にクールキャラの主人公は赤面、見られてなるものかとそっぽを向くのですがその姿がサイコーにかわいかったです!

最後に

最近は百乃モト先生の作品を連続で紹介しています。それだけ自分に与える影響がすごかったんだって自分でもびっくりしましたね、、、。

この作品はたくさんのジャンルが描かれていて切ない話、温まる話、ちょっとエッチな話どれをとっても尊くすごくお得な1冊ですね!中でも「スノーフレイクス.after」はお気に入りです!決して結ばれることはないですがそれでも嬉しい気持ちのほうが勝ってしまう、どうしようもなく好きなんだなって感じて癒されてしまいました!

今作も百乃先生の良さがすごく詰まっていますぜひ手に取ってみてください!では。