百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

恋愛ごっこって何だろう、、、。おすすめ百合漫画『夕凪マーブレット』

こんにちは、昂弥です。

 

今日紹介するのは、期間は短くともかけがえのない思いを育てていく少女たちのおすすめ百合漫画

『夕凪マーブレット-完全版-』

ガレットワークス 著作:百乃モト

どんなお話?

百乃モト先生が同人誌で出版していた連作全9話+おまけが1冊になったおすすめ百合漫画です!

季節は秋、江菜は海岸ですごくきれいな子を見た。その子は同じ高校の転校生だった。でも、彼女は周囲に人を寄せ付けない孤立を望んだ。人当たりの良い私は彼女を放っておけなかった。そして、彼女に恋をする、、、。

というのが大雑把なあらすじ。

1季節という短い時間しかたっていないのに彼女たちにとっては高校生活においてかけがえのないものなんじゃないかって思えるほど大きな存在を手に入れるんです。美しい百合ですよね。

登場人物たち

f:id:ta_kaya:20181023055350p:plain 藤谷 江菜(ふじたに えな)

(コミックスより引用)

人当たりのいい女の子。海岸で美汐を見たときからなぜか放っておけない。

でもそれがなぜなのかわからなかったんですね。

「放っておけばいいのに引力にとらわれてしまう」

(コミックスより引用)

彼女の言葉ですが、すごく詩的で恋をする全ての人にピッタリな言葉だなって思いました。

 

f:id:ta_kaya:20181023055455p:plain 南条 美汐(なんじょう みしお)

(コミックスより引用)

江菜が海岸で見かけた次の日、同じ高校に転校してきた女の子。クールというより人を寄せ付けない、そんなオーラから周囲に邪険にされてしまう。

江菜と出会うことで過去のトラウマから少しずつ解放されていくんですが、彼女にとって大きなトラウマになった出来事とは、、、。

 

ココが見どころ!

美汐の過去

転校初日から学校を休む美汐にプリントを持っていくことになった江菜。

玄関でふらついてしまった美汐を介抱し中に入ると。

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(コミックスより引用)

いきなりのキス。戸惑う江菜に美汐は自分が「女の子が好きな女の子」であると告げるんです。思えばそれは江菜が自分に近づかないようにするためにした行為だったんだと思うんですが、江菜はもうそれだけじゃ離れられないほど美汐を想っていたんですね。

今、自分が思う気持ちの種類はわからないけど「彼女に笑っててほしい。」そう願う江菜は本当に「恋」してるんだなって実感できてすごく好きなシーンでした!

彼女たちの関係は急激に変化しお互いの想いを重ねていくんですが、そこでこの作品のキーパーソンだと思われる人物が登場します。それが、新たに保健の先生として赴任してきた先生だったんです。

彼女はなんと美汐の前の学校の先生であり、美汐の過去を知る人物だったんですね。彼女の登場で動揺し江菜と美汐の関係に暗雲が迫ります、、、。

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(コミックスより引用)

好きって何だろう

美汐が転校してきたのは「前の高校の先生との恋」。でも、恋をしてそれがバレてっていうありがちな過去ではなかったんですね。

「先生の自殺」そう告げる美汐。自殺したくなるほど相手を思う理由がわからない江菜は、改めて「好き」が何かわからなくなるんですね。

過去を知る保健の先生のもとへ向かい美汐の過去の真実を知る江菜。彼女の足は真実を聞いた時から動き出していて、、、。

「好きだから悩む、考える、気になる」

「それより先にこうやって体が動いてしまうんだから、もうどうしようもないんだなって思う」

(コミックスより引用)

好きって「理屈」じゃないんですよね。「考えるより先に体が動いてしまう。」それは当たり前のことかもしれないんですが、その当たり前さえ知らなかった江菜にとってそれはとても大きな衝撃だったんじゃないかって思います。

すれ違ってしまった気持ちに整理がつき、2人の「好き」はより一層鮮やかに成長していくんです。その後の2人はすごく大人びて見えて成長していく2人にすごく感動しました。

最後に

この作品を最後まで読むと衝撃が襲ってくると思います。でもそれは一瞬の事、2人はしっかりと未来へ歩き出していたのでよかったです。

この作品は読んですぐ自然と「お気に入り」だって思えましたね。話の内容・テンポ・絵、僕に合ってるって思えましたし、1冊完結ということもあり2人のみにスポットが当てられより集中して読むことができました。

同人誌の完全版でB6サイズであるということ、計200ページであるということから値段が1,600円越えという少しお高くなっていますがその値段に見合う内容だったんじゃないかって思います。

百合ブログ書くことがきっかけで出会えた作品。それが自分のお気に入りとしてコレクトできたことは本当に運命だったなって思える作品でした!

ぜひ手に取ってみてください!では。