百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

『キミイロ少女 完全版』未幡先生による様々な百合が描かれた完全版‼1冊完結おすすめ百合コミック

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのはこちら!未幡先生の今までを目いっぱい楽しめる、切ない恋を描いた少女たちの物語

『キミイロ少女 完全版』

百合姫コミックス 著作:未幡

2018年4月18日 発売

どんなお話?

未幡のデビュー短編集『キミイロ少女』の内容に加え、コミック百合姫にて大きな反響を呼んだ短編『青春は始まらない』を単行本初収録のほか、新規描き下ろしも多数収録。

少女たちの揺れる想いを、繊細なタッチで華麗に描く、『私の百合はお仕事です!』の未幡が贈る珠玉の学生百合の数々をお楽しみ下さい。

 

『私の百合はお仕事です!』を読み始めて、未幡先生を知りました。

『キミイロ少女』については前々から気になっていたのですが、どうも手に入れることができず、落胆していたところをこの完全版という形で手に入れることができたので良かったです。

デビュー作から載っているそうで、やはり今の絵柄とは少し違ったタッチで描かれていることから、同じ未幡先生でもまた違った雰囲気や心理描写が楽しめるので1冊で2度…いや6度おいしいとても贅沢な1冊となっております!

各話あらすじ!

『これは、にせもの』ー「ひらり、」Vol.10(新書館)掲載

女子校生活における、女の子同士の恋はにせもの』

卒業すれば、その感情はなくなる。。。そんなにせものの恋を『ほんとう』にしたいと願う、後輩の女の子。誰かに言われたから、諦めるんじゃない。

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今の気持ちが大切なんだって気付く先輩のお話。好きなんだからそれでいいじゃないか。そういう一途さが先輩の胸を打ち、幸せになる2人きれいな百合です

『青春は始まらない』ー「コミック百合姫」2016年11月号掲載

『青春は気がつかない』ー書き下ろし

中学生活最後の夏祭、私に青春は訪れないそう思う女の子のお話。小学生の頃はみんなが居たのに、今年は幼馴染と二人きり。どうして彼女はいてくれるんだろう。

「好きな人と一緒にいたいからだよ」

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青春は、私の気づかないところで始まっていた。表紙にもなっている、今の未幡先生に一番近いタッチです。気付かないうちに始まっていた青春、卒業までどんな過ごし方をするんでしょうね。

『好きの距離』ー「ほうかご!」Vol.2(新書館)掲載

「走るあなたに恋をした。」

でも、私はあなたに追いつけない。だから、あなたが走り終わったらこの気持ちを伝えよう。そう思っていた少女は、好きなった理由を思い出し、また走り始めます。

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最後まで爽やかなストーリーでした。どうなったかは語らなくても、、、っていう終わり方が後味良く好印象です。

『一日白紙』ー「ひらり、」Vol.5(新書館)掲載

友達は誰もいない高校に入学した女の子。初めての日誌は書くことがなく、自分はひどく空っぽだと思った。でも学級長は、私の代わりに書いてくれた。

「なんで私をかまうの?空っぽのヤツとか思わなかったの?」

「あなたの一日が白紙なら、私がそこに入っていけると思ったの」

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美しい百合ですねぇ。最後のシーンで思わずため息が出ました。こういうの大好きです。

『唇に秘密を』ー「ひらり、」Vol.7(新書館)掲載

「泣くぐらいなら、好きにならなければいいのに。」そう言う彼女に恋をした、女の子のお話。好きって面倒って言った彼女の前で泣いてしまった

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でも彼女はそれを拒むことはなかった。

「あなたを面倒だなんて思わない、私もずっと一緒にいたい」

彼女は、恋愛を知らないだけだったんです。恋愛を知らない女の子が、初めての恋に気が付く瞬間ってどうしてあんなに美しく映るのでしょうね。これがあるから、恋愛モノはやめられません。

『この街に人魚はいない』ー「ひらり、」Vol.1(新書館)掲載

ある日転校してきた不思議な女の子。お互いを認め合い「ずっと」を誓った彼女は

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次の日、私の前から消えていた。

この短編集で一番心に刺さります。切なすぎるラストが本当に印象に残りました。短編集でここまで心に刺さるシナリオに感動です。

『これは、卒業記念』ー書きおろし

「これは、にせもの」の後日譚にあたります。「ほんとう」を手に入れた先輩と後輩。

卒業した後、淡々とお泊りを計画する後輩とは裏腹に「いろんなコト」を考えおろおろする先輩。最後の決め手は、後輩の一言

「私が欲しいのは思い出じゃなくて、先輩だから。」

その後の2人の幸せそうな一面が見られてよかった。終始ニヤニヤしてしまいました。それにしても後輩ちゃんは押しが強い。

最後に

控えめに言ってサイコ―です!

いろんな種類の「百合」を見ることができました!「純愛」「爽やか」「切ない」様々な要素と、少女たちの心情を描く繊細なシナリオ、美しいタッチなど数々の感動があり、まさに珠玉の短編集でした。

今は、「わた百合」メインですのでないですが、未幡先生のいろんな短編をまた読んでみたいですね。「私の百合はお仕事です!」を気に入った方ならきっと好きになれますよ。ぜひ手に取ってみてください。