百合と日常

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『籠の少女は恋をする』ネタバレ・感想。囚われた少女たちの未来は。。。おすすめ百合コミック

こんにちは、昂弥です。

今日紹介するのは、川浪いずみ先生のおすすめ百合コミック。ひみつの学校で、少女たちはいずれ終わる恋をする物語。

『籠の少女は恋をする(2)』

電撃コミックスNEXT 著作:川浪いずみ

どんなお話?

容姿端麗、頭脳明晰な少女が集められる全寮制の学園。

そこに入学することになった千鶴は、冬子と美緒という姉妹と同室になる。

学園のカリキュラムをこなしていく中で、高度な教育、過度な健康診断など、次第に違和感に気付いていき……。

少女たちは、いずれ売られる運命の中で、ひと時の恋をここで育む。

男に売られるために少女たちは学校に通う、、、。

永遠の百合好きとしてはあまりいい印象のあらすじではないのですが、男に買われるまでという制限時間があるからこそ、このひとときに燃えるような恋をする儚くも美しい少女たちの姿に惚れてしまいおすすめしたいと思いました!

登場人物

f:id:ta_kaya:20180930075827j:plain 千鶴(ちづる)

入学当初から特進クラスに所属することになった才女。

学園の規律をすんなり受け入れる。

規律をすんなり受け入れる。普通はできないでしょう、男に売られるんですからいい気分なわけないですよね。かなり芯の強い少女だと思います。

 

f:id:ta_kaya:20180930075901j:plain 冬子(ふゆこ)

千鶴に学園を案内した特進クラスの優等生。

既に卒業が決まっている。

このコミックが始まって以来唯一の卒業生。

1巻の最後には、衝撃と悲しみが同時に来ました。

 

f:id:ta_kaya:20180930075935j:plain 美緒(みお)

冬子の妹で、姉が卒業することをよく思っていない。

姉に強く依存している。

冬子の存在が大きく、2巻では彼女メインで愛の深さを知りました。

 

f:id:ta_kaya:20180930080005j:plain 夕映(ゆえ)

千鶴が入学した日、すれ違った美しい少女。

学園内のどのカリキュラムも受けていない。

なぞ多き少女です。これからの展開にどう関わってくるのか気になります。

これまでのあらすじ

両親を事故で亡くし引き取られた家族との一方的なトラブルに、女学園の全貌を知ることなく編入した千鶴。

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(コミックス1巻より)

自分にはもう帰る場所はない。

もともと勉強はできたことから前例のない特進クラスへの直接編入を果たす。

ルームメイトは3人いた、自分と2人の姉妹。そして、姉妹の姉はもうすぐ卒業だという、「卒業をするといい環境が保証される。」そう信じて疑わない千鶴は学園の事実を知ることになる。

「卒業とは、男に買われること。」

事実を知った千鶴は動揺するが、元の家には戻れない。ここでの生活を決意するんです。

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(コミックス1巻より)

美緒は姉が唯一の心の支えだった。そして、同時に姉を愛していた。

最愛の姉が男に買われひどく千鶴にあたってしまうが最後には姉を笑顔で送り出す。そして、冬子の近況を載せた1通の知らせが学園に届く。

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(コミックス1巻より)

1巻を読んだとき、表紙からは読み取れない重い設定で動揺しました。。。

何より、男に買われたら少女同士の愛はなくなってしまうが幸せにはなれるのだろうと思っていた矢先の最後のコマは衝撃でしたね。素性の知らない男に買われ、されたくもない愛を与えられるなら、唯一の心の支えとしてこの学園で不動の愛を育み生きていこう。そんな少女たちの心情が読み取れ虜になってしまいました。

2巻ネタバレ・感想

冬子が亡くなった。

特進クラスの生徒に伝えられ、美緒は自分を見失ってしまう。

同級生の入れ知恵により、冬子として生き、冬子を買った人物に復讐を誓うんです。冬子を失い、美緒は冬子になろうとする。

同時に二人を失ったような気分に陥った千鶴は、元の美緒に戻ってもらおうと決意します。

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(コミックス2巻より)

復讐を果たしても冬子に会えるわけじゃない。

それを、理解し姉との別れを受け入れる美緒。しかし、それを真に理解させたのは自分じゃなかった。千鶴はそう伝えるが

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(コミックス2巻より)

美緒が元に戻ってほしいと一番望んでくれていた千鶴の想いをしっかりと受け止めていて2人は少しだけ心の距離を縮めることができたんですね。

2巻は姉妹の過去に加え、ほかの特進クラスの生徒たちの過去もすこし掘り下げられていましたね。それぞれが違った思いを持って愛を育もうとしている、そんな少女たちの儚くも切ない物語に改めて感心しました!

最後に

このコミックはかなり読む人を選ぶことになるんじゃないですかね。。。

百合として読んでしまうと、最後には男に売られるという設定がどうしても後味を悪くしてしまうような気がします。僕自身は、少女たちの限られた時間だからこその愛の深さや切なさ、過去のトラウマの傷をなめあう表現に好きになれましたがほかにも過去が明かされていない少女たちがまだいます。

どんな過去で何を思い愛を求めるのかそういった部分がこれから楽しみですね。そして、1巻の表紙には千鶴と夕映が映っていましたが、夕映は学園生徒におけるタブーであり会ってはいけないらしいんです。

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(コミックス1巻より)

しかし千鶴は、自分の心を見抜き優しく包み込んでくれる夕映に自分から歩み寄り関わっていくことを選んだんです。そんな2人のこれからの展開にも、興味がありますね。かけがえのない愛を育んだ少女たちが、学園を飛び出し幸せにという最後にはなりませんかね。。。

どんな最期を迎えるのかなかなか予測できない作品は、楽しみで仕方ありません次の展開に期待です!

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