百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

熱い思いが胸を焦がす。珠玉の百合短編集!『エクレア rouge』感想・ネタバレ

こんにちは、昂弥です。

今日は、『やがて君になる(6)』と同時に購入したおすすめ百合短編集!

『エクレア rouge -あなたに響く百合アンソロジー‐』

KADOKAWA アスキーメディアワークス

どんなお話?

「抑えきれないこの熱い感情を、色で表すのなら、きっと紅。」

多くの百合ファンに愛され続ける百合アンソロジー
「エクレア」に待望の新作が登場。
女性が女性に抱く感情は、時に静かに、特に激しく
熱く揺らめく。それはまるで炎のように──。
今回のエクレアのテーマは「ルージュ=赤」です。情熱的でいつもより深いところで相手を思う女の子たちの姿が見れました!その情熱さがときに切なく、またときに怖く今回もたくさんの種類の百合を見ることができて、ぜひおすすめしたい1冊です。今回もたくさんの作者様たちが参加していました!

参加者一覧

巻頭イラスト

・フライ先生
柊ゆたか先生
・U35先生

短編作品

・結川カズノ先生
・むっしゅ先生
・缶乃先生
・カボちゃ先生
・仲谷 鳰先生
古鉢るか先生
・伊藤ハチ先生
・桐山はるか先生
・唯野影吉先生
・ヒロイチ先生
・北尾タキ先生
・文尾 文先生
森島明子先生
計18名の先生方の集大成となってます!

僕的のおすすめ作品

たくさんの作品の中で特に印象に残った作品を紹介します!

結川カズノ先生 [名もなき花へ]

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(コミックスより引用)

結川カズノ先生の作品は今回で4作目。タイトルは異なりますが、すべてが時系列でつながっていますので、すべてを読むことで女の子たちの心情をより深く理解することができますよ!
これまでのあらすじは?
田舎っ子で引っ込み思案な主人公と、お姫様気質の女の子。2人は友達以上に仲良しで、いつも一緒にいたんです。転校生が来たことでクラスの関心は転校生へ、それが気に入らないお姫様は嫌がらせをするが、主人公は優しい子のため賛同はしてくれなかった。裏切られたと思ったお姫様は、「友達でいてやったのに。」そういって離れて行ってしまうんです。

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(「エクレアblue」より引用)

「本当はあの子の事が好きなのに。」
前3話で改めてそれに気づくのですが、自分の気持ちを隠し、堪えながら日々を過ごしていくんです。
そして迎える4作目
今回は、そんな状況の中迎えた卒業式のお話。自分の都合のいいようにお姫様お使いをする父親。自分を「特別」だと心から言ってくれたのはあの子だけだった。それに気づいたお姫様は、主人公との日々を否定しようとする父親に今までの苦しみを吐き出すように語りました。

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(コミックスより引用)

想いを聞いた主人公は、お姫様のもとへ。しかし、自分を拒否した時の事を思い出し主人公は躊躇ってしまう。

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(コミックスより引用)

自分はもうこの子のそばにはいられない。自分がしたことの意味を、どれだけ主人公を傷つけたのかを知り、身を引くことを選ぶんですよね。
切ないです。。。いつも一緒にいた、大切な人だからこその2人の選択。
「忘れよう」と言った主人公
「忘れた」と答えたお姫様
この作品を最後まで読むとわかるんですが、「忘れた」と言ったお姫様の本当の気持ちを主人公は少しだけ気付いているような気がします。
そんな思いをかみしめるような主人公の表情に僕も胸が締め付けられました。
 小学生の子供たちって自分が思っているよりずっと「子供じゃない」部分があったりするんですよね。そういった、心理描写がうまく出ていてすごくよかった。
今回のエクレアはこのお話の主人公とお姫様が表紙になっています。

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ドレスアップした姿は大人っぽく、2人の小指には思い出のシロツメクサ
これが、2人の未来の姿だったらいいなって思います。

最後に

今回は、僕も熱い感情が込み上げてきて一作品を語ってしまいました!
僕が紹介したお話はあくまで僕個人の印象に残った作品であり、ほかにもたくさんの胸を焦がす作品が収録されています。様々な種類の百合。その中からあなたのお気に入りが見つかるといいなって思います!ぜひ、手に取ってみてください!
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