百合と日常

百合コミックを紹介しながら雑多につぶやきます。

『やがて君になる(5)』 ネタバレ・感想!

こんにちは、昂弥です。

 

既刊最新の5巻まで来ました。

隙間時間に書き綴っていますが、なかなかどうして手は動き続け書けています。

 

やがて君になる(5)』

電撃コミックスNEXT 著作:仲谷鳰

2018年1月27日 発売

 

ネタバレ

「ここではない場所へ」

 

この巻は、燈子の視点から始まります。

 

「自分には何もない」

 

誰からも愛される姉が成し遂げられなかった文化祭劇を成功させるために、

燈子は今まで姉を演じ続けてきました。

 

しかし、演じてきた姉の終着駅はあくまで文化祭劇の成功。

 

じゃあ、それが終われば「七海燈子」は誰になるんだろう。

 

そんな、疑問が募っていきます。

 

 

 4巻で燈子を変えたいと決意した侑。

 劇の結末に違和感を覚えシナリオの変更を申し出ます。

 

劇のあらすじは

タイトル:「未定」

交通事故に遭い記憶を失ってしまう少女。

 

訪れる家族、友人、恋人との会話の中から見えてくる少女の人物像はそれぞれ全く異なるものだった。

 

元の自分に戻りたい、でもどれが本当の自分かわからない。

 

誰かにならなければ、自分は何も残らないのに。

 

今の自分ではない誰かになろうとする少女の話。

 

結末は、3人と話し今までの日記やメール過去の自分を見て、

恋人との道を選び幕を閉じます。

 

侑の違和感は最後のシーン

 

・3人の知人が話す自分の、

 そのどれかになることが正解であると思っていること。


・誰かになるというのは、「今」の自分の選択ではないということ。


・「過去」の自分になることで「今」の自分は切り捨てる、

それは少女の「今」を物語る劇そのものに意味がなかったことになる。

 

そう感じたんです。

 

その後、劇のシナリオは大きく変化します。

タイトル:「君しか知らない」

記憶をなくした少女。

 

3人の見舞い客が語る3通りの自分、

その中からどれかを選ぼうとする。

 

思い悩む少女に声をかける者がいた。

 

それは、彼女の入院をずっと見守ってきた看護師。

 

「誰かのために自分をなくさないで。」

 

自分が分からないから、誰かになりたい。

そう語る少女に、

 

「私は記憶をなくしてからのあなたしか知らない。

それでも、あなたを知っている。

あなたが居なくなるのは寂しいわ。」

 

看護師の言葉に救われた少女は、3人の見舞客にそれぞれ伝えます。

 

「これまでの私と同じ私にはなれない。

だから、これまでと同じ関係にはきっとなれない。」

 

そう、決意する。

 

 

「お姉ちゃんになるのが間違いなら、

           私は何になればいいの?」

 

劇の主人公に自分を重ねていた燈子は、今自分がやっていることに批判されたと思ってしまう。

 

「私は先輩しか知らない。

 

友達でいたいとか、助けたいとか

頼りにしてるとか、それ以外も全部

お姉さんに向けた言葉じゃない

先輩に向けた言葉です。

 

もらったものをなかったことにしないでください。」

 

と、答える侑。 

 

 

感想

5巻は、燈子にとっても「やがて君になる」にとっても

ターニングポイントになる巻でしたね。

 

中でも、侑の劇の内容に乗せた燈子への告白に感動しました。

看護師はセリフは、そのまま燈子に向けたメッセージだったんですよね。

 

「過去」はあくまで過去であり

それにより「今」を捨ててしまうのはすごく悲しいこと。

 

そういった、メッセージを強烈に感じ、

ついつい、一気読みしてしまうでしょう。

 

先の未来なんてわからない。

 

でも、侑の言葉を信じ一歩を踏み出そう

「ここではない場所へ」

 

巻ごとの、帯の一言がその巻のまとめであり。

 

いつも、表紙から楽しませてもらってます。

 

そういえば、アニメ放送決定によってかグッズ関係も発表がありましたね。

『やがて君になる』トレーディングラバーストラップ コンプリートBOX[アスキー・メディアワークス]《12月予約》

価格:8,640円
(2018/9/17 15:19時点)

これです。かわいい!

 

やっぱりみんなが笑っているところを見るのが一番いいですね。

ぜひ、手に入れてみてください。

 

そして、2018年9月27日はいよいよ6巻発売です!

 

この文化祭がもたらす、侑・燈子・沙弥香の関係の

変化はどうなるのか。

 

待ち遠しいです!